簡単に「駅踏破」と言っても、数に限りのある列車を使っているので、長時間停車がなければ2駅/列車しか踏破できません。そのため、それなりの「コツ」が必要になります。
同志の方には当たり前の行動パターンが、一般の方には非常に特異に映ってしまうその「コツ」と、奇異の目で見られないためのポイントをご紹介!
- 長時間停車はしらみつぶしに調べ上げる!
普通列車に多いのですが、列車行き違い・接続待ち・運転上の都合で、3分〜1時間程度、停車する駅が結構あります。これを利用しないテはありません。さすがに3分程度では、駅舎直づけのホームでないと厳しいですが。
禁煙車が当たり前の昨今、タバコを吸う方はこの時間がオアシスのようで、ここぞとばかりに吸っていますので、駅構内をウロウロしていてもあまり奇異の目で見られることはありません。ついでに缶コーヒーでも買ってくれば完璧です。
- 行ったり来たりを繰り返す!
一方方向にのみ進んでいたのでは、列車間隔の長い路線では各下車駅で非常大きな時間のロスが生まれます。このロスタイムも周辺散策ができていいものですが、逆方向へ向かう列車を使えば、このロスを最小限にして多くの駅を巡れます。
このやり方は効率がいい反面、普通の方はやらない乗車パターンであるため、奇異の目で見られることがしばしばあります・・・。回避策は・・・「乗り間違えちゃった!」感じを出すことでしょうか・・・苦しい・・・。
- 多少値段が高くても、フリーパス!
列車遅れなどで、予想外の駅で長時間停車することがあります。こんな時、途中下車できないきっぷでは、泣く泣く素通りということにもなりかねません。また、前述の「行ったり来たり・・・」を行う場合、フリーパスを使わないと懐が寂しくなるか不正乗車に間違われるか、いずれにしてもいいことがありません。
- 駅間徒歩、地図は必携!
路線よっては、前述の「行ったり来たり・・・」を行ってもなお時間が余ることがあります。そんなときは、隣の駅まで歩いてしまいます。ただし、鉄道からはぐれて迷子になってはいけませんので、地図を見ながらの移動です。
都市部ならば、地図など無くても鉄道とはぐれることは希ですが(はぐれても人に聞けばよい)、列車の少ないところは当然ながら非常に人口密度の低いところ、しかも地形条件の厳しいところがほとんどです。目の前の道路が隣の駅まで続いているとは限りません。私はリブレットに地図ソフトを入れてあるのでこれを使っています。
このやり方は、明るいうちに限った方が賢明です。暗くなると鉄道がどこかわからなくなり、本当に迷子になりかねません。